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海外MBA・大学院への出願準備では、
英文レジュメの作成が重要な出発点になります。
ロア・コンサルティングでも、
新しいクライアントと仕事を始める際、
まず英文レジュメを準備することがよくあります。
職歴、実績、学歴、課外活動を整理することで、
受験生の強みや将来の目標が明確になり、
エッセイ、推薦状、面接準備にもつながるからです。
この記事では、海外MBA出願に必要な英文レジュメの基本と、
日本人受験生が特に注意したいポイントを解説します。
英文レジュメは、入学審査担当者が
受験生の経歴や実績を短時間で把握するための書類です。
学校によっては、
面接官が事前に確認できる資料が
レジュメに限られている場合もあります。
そのため、職歴を単に時系列で並べるだけではなく、
次のような点が伝わる内容にすることが大切です。
説得力のある英文レジュメは、
出願全体の土台になります。
多くのMBA出願では、
1ページにまとめた英文レジュメが使われます。
1ページに収めることで、
審査担当者が短時間で重要な情報を確認しやすくなります。
ただし、学校やプログラムによって
求められるページ数や形式は異なります。
EMBA、専門職大学院、
長い職歴を持つ受験生の場合は、
別の形式が認められることもあります。
必ず各校の出願要項を確認し、
指定された条件に従いましょう。
海外MBA出願用のレジュメは、
一般的に次の項目で構成されます。
項目の順番や記載内容は、
職歴や志望校に応じて調整します。
氏名、メールアドレス、
必要に応じて電話番号や居住地を記載します。
学校から指定がない限り、
顔写真、生年月日、
婚姻状況などを記載する必要は通常ありません。
LinkedInのプロフィールを掲載する場合は、
内容が最新の状態になっているか確認しましょう。
職歴は、一般的に新しいものから順に記載します。
会社名、勤務地、在籍期間、役職を示したうえで、
担当業務と具体的な成果を簡潔にまとめます。
同じ会社で複数の部署や役職を経験している場合は、
異動や昇進の流れがわかるように整理しましょう。
大学名、学位、専攻、
卒業年などを記載します。
留学経験、奨学金、
学生団体での活動、
研究内容なども、
志望校との関連性があれば記載できます。
GPAや試験スコアについては、
学校の指示や全体の構成を踏まえて判断します。
ボランティア活動、
地域活動、
スポーツ、
学生時代のリーダーシップ経験などは、
受験生の人柄や価値観を伝える材料になります。
専門資格、
語学力、
必要に応じて技術的なスキルを
簡潔に記載することもできます。
日本人受験生の英文レジュメでよく見られるのが、
担当業務の説明だけで終わってしまうケースです。
たとえば、次のような表現では、
仕事内容はわかりますが、
どのような成果を上げたのかは伝わりません。
Responsible for managing client accounts.
これに対し、
自分が取った行動と結果を示すことで、
より具体的な内容になります。
Managed key client accounts and introduced a new reporting process
that improved communication between clients and internal teams.
実際の数値を使用できる場合は、
成果をさらに明確にできます。
Led a team of five to streamline a client reporting process,
reducing preparation time by 30 percent.
ただし、数字は必ず事実に基づいたものを使用してください。
成果を大きく見せるために
実績や数値を作り出すことは避けましょう。
具体的な数字があると、
仕事の規模や影響が伝わりやすくなります。
一方で、
社内の機密情報をそのまま記載する必要はありません。
正確な金額を公開できない場合は、
割合、規模、
担当した範囲などを使って、
守秘義務に配慮しながら説明しましょう。
英文レジュメでは、
自分が実際に何をしたのかが伝わる表現が重要です。
たとえば、次のような動詞は、
役割や貢献を説明する際に役立ちます。
ただし、実際には主導していない業務を
「Led」と書くなど、
役割を過大に表現することは避けてください。
自分の実際の責任に合った動詞を選ぶことが大切です。
MBA出願では、
リーダーシップ経験が重視されます。
ただし、
正式な管理職でなければ
リーダーシップを示せないわけではありません。
肩書だけでなく、
周囲に与えた影響や、
自ら行動した経験を伝えましょう。
日本の企業文化や役職、
異動制度は、
海外の入学審査担当者にとって
必ずしもわかりやすいとは限りません。
そのため、
社内で一般的な略称や部署名をそのまま英訳するのではなく、
仕事内容が伝わる表現にすることが重要です。
たとえば、
出向、社内異動、
海外駐在、
本社と関連会社の兼務などは、
組織との関係がわかるように整理します。
会社名が海外であまり知られていない場合は、
業界、事業内容、
規模などを短く補足することで、
受験生の経験が理解されやすくなります。
レジュメの内容が優れていても、
文字が小さすぎたり、
情報が詰め込まれすぎたりすると、
重要なポイントが伝わりにくくなります。
ロア・コンサルティングでは、
Times New Romanの10.5ポイントまたは11ポイントを
使用することがよくあります。
ただし、
フォントの種類よりも、
全体の読みやすさと統一感が大切です。
できるだけ多くの情報を詰め込むことよりも、
最も伝えたい実績を明確にすることが重要です。
英文レジュメは、
出願書類の中で独立した存在ではありません。
エッセイで説明するキャリア目標、
推薦状で取り上げられる実績、
面接で話すリーダーシップ経験と、
自然につながっている必要があります。
たとえば、
エッセイで海外事業への関心を説明する場合、
レジュメにも関連するプロジェクトや
国際的な業務経験が示されていると、
出願全体の説得力が高まります。
推薦状の準備については、
海外MBA推薦状の書き方|推薦者の選び方と評価されるポイント
もご覧ください。
面接準備については、
500人以上の指導経験から学んだ海外MBA面接対策
で詳しく紹介しています。
海外MBA出願における英文レジュメは、
職歴を並べるためだけの書類ではありません。
自分がどのような仕事を経験し、
どのような成果を上げ、
どのような強みを持っているのかを、
簡潔に伝えるための重要な書類です。
早い段階でレジュメを準備することで、
志望校選び、
エッセイ、
推薦状、
面接対策まで、
出願全体を計画的に進めることができます。
ロア・コンサルティングでは、
英文レジュメの準備から、
志望校選定、
出願戦略、
エッセイ、
推薦者選び、
面接対策まで、
一人ひとりの状況に合わせてサポートしています。